トップにはたくさんの情報を与えるべきという考え

何故この記事を書いたのか?

業務をしていて、自分が意識してることを言語化していたらわりとまとまったため

誰のための記事か?

プロダクトオーナー、プロジェクトメンバーの両方

決定者は、いろいろなトピックをくるめてソリューションを決める立場である。

メンバーには決定権はないと思って良い。ただ、なら意見を出さなくても良いかというとそうではない。決定者はいろいろな仮説、情報を求めている。その中から良さげなものを選んでデータ分析からエビデンスをつくりだし、実行計画に落とし込む。

また、1つの問題を解決しても別の問題が発生することもある。そういったことのないように複合的に考えるのも決定者が行っていることである。

複合的に考えるには、現場から見えている課題やアイデアをもらう必要がある。もちろん、もらわずに整理するタイミングでは遮断することも大事だが、基本的には情報をもらいたい。

つまり、メンバーは遠慮なく自分の考えを伝えるのが良い。

理想はメンバーも決定していけること。しかし人にはロールがあり、全員が船頭では前に進まない。帆を漕ぐ人、地図を見る人などそれぞれの役割がある。その上で現場から見える情報・考えを共有し、より良い方向を導く。

リーダーにとって、イエスマンなメンバー(言われたことだけをやるメンバー)ほどつらいものはない。なぜなら、自分の意思決定に過ちがあるとき、それをチェックしてもらえないからだ。指示された側が疑問があるときに投げかけてくれることは、トップレベルの意思決定に間違いがあることに気付けるため、質問してくれる方が安心感を持てる。(もちろん、なんでも効きすぎるのも問題だが、何を聞いて何を聞くべきでないかは別の記事トピックとする)

まとめ

とにかく意見はあげておこう。裁量権は自分ではないと認識した上で。いろいろなアイデアから方向を決めてピックするのもトップの役割である。ピックするアイデアの量がないと可能性が狭まる。常に広い可能性を提示しよう。

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